【どう見るこの株】ジャパンエンジンコーポレーションは連続の最高純益更新・増配と株式分割を買い直して急反発

 ジャパンエンジンコーポレーション<6016>(東証スタンダード)は、前日2日に1590円高の1万6970円と高値引けで急反発し、東証スタンダード市場の値上り率ランキングの第4位に躍り出るとともに、今年6月17日につけた上場来高値1万8700円を視界に捉えた。同社の今2025年3月期業績が、大幅続伸予想で純利益が連続して過去最高を更新し、配当も連続増配が予想されており、これに加えて株主還元策の株式分割も予定されており、基準日の9月30日を前に権利取りの買い物と割安株買いが再燃した。テクニカル的にも、足元で25日移動平均線が75日移動平均線を上抜くゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆しており、側面支援材料視されている。

■最新鋭省エネ主機関受注で販売価格が上昇し世界シェアも拡大

 同社の今2025年3月期業績は、売り上げ266億5000万円(前期比27.1%増)、営業利益34億円(同55.3%増)、経常利益38億7000万円(同10.0%増)、純利益30億円(同17.7%増)と予想され、純利益は、前期の過去最高(25億4800万円)を連続更新する。造船業界では、海運各社の省エネ・新鋭船の新造発注が活発化して各社の手持ち工事高が高水準で推移しており、同社の最新鋭省エネ主機関LSH型の受注が好調に推移したほか、UEエンジンでは中国の内航船マーケットへのライセンスが拡大して世界シェアがアップし、環境対応設備(EGR/SCR)の搭載や最先端の層状噴射技術を適用したLSJ型主機関の販売拡大で販売価格が上昇していることなど要因となる。前期受注は、前々期比36%増の304億1800万円と過去最高となり、期末受注残も同55%増の265億3300万円となっており、この豊富な受注残が今期業績を押し上げる。

 また前期に国立研究開発法人新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)から「アンモニア燃料エンジン」と「舶用水素エンジン」の開発で13億2970万円の補助金を交付されたが今期も継続する。なお株式分割は、9月30日を基準日に1株を3株に分割する。株式分割に伴い今期期末配当は、32円となるが、株式分割を勘案した年間配当は、中間配当の60円と合わせて実質156円(前期実績130円)と連続増配が予定されている。

■GC示現で上昇トレンド転換しPER15倍の修正で値幅効果特性を発揮

 株価は、業績感応度が高く前期業績の合計2回の上方修正では連続ストップ高を含めて2回ストップ高し、今年5月発表の今期業績の連続最高更新・増配予想、株式分割でもストップ高して上場来高値1万8700円まで買い進まれる値幅効果を発揮した。テクニカル的にも、この株価急騰とともに25日線が75日線を上抜くGCを示現して上昇トレンド転換を示唆している。投資採算的にもPERは15.8倍と割安であり、上場来高値奪回から一段の上値チャレンジが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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