マネーフォワードと三井住友カードが資本業務提携、家計簿アプリとキャッシュレス決済を融合し新たな顧客体験を創出

■「お客さま起点のオープンなお金のプラットフォーム」を目指す

 マネーフォワード<3994>(東証プライム)と三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東証プライム)傘下の三井住友カードは7月17日、個人向け事業における資本業務提携に関する基本合意書を締結したと発表。両社は、マネーフォワードの家計簿・資産管理アプリ「マネーフォワードME」と、三井住友カードが提供するキャッシュレスサービスおよびSMBCグループの総合金融サービス「Olive」の価値を融合し、「お客さま起点のオープンなお金のプラットフォーム」の創出を目指していく。

 この提携の背景には、デジタル化やキャッシュレス決済の進展、新NISA制度の開始など、急速に変化する金融環境がある。「マネーフォワードME」は現在、利用者数1610万人、口座連携金融資産額25兆円を突破し、家計簿・資産管理アプリとしての利用率でNo.1となっている。一方、「Olive」はサービス開始から1年余りで230万人を超えるアカウント開設を達成している。

 両社は今後、5つの新サービスの展開を予定している。(1)金融機関をまたいだシームレスな資金移動、(2)クレジットカード利用情報のリアルタイムでの家計簿反映、(3)家計管理データに基づく最適なローン提案、(4)家計簿利用に応じたポイント付与、(5)AIアシスタントによる最適な資金運用提案、などを検討している。さらに、個人事業主や法人向けのビジネス領域でも、新たな顧客体験の実現を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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