【株式市場】日経平均は後場ダレて202円安、8日続落し4月26日以来の3万8000円割れ

◆日経平均は3万7667円41銭(202円10銭安)、TOPIXは2699.54ポイント(10.32ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は17億8108万株

 7月26日(金)後場の東京株式市場は、前場活況高のキヤノン<7751>(東証プライム)や富士通<6702>(東証プライム)が高値もみ合いに転じ、自動車株には一段軟化する銘柄があり、11時半に自己株の消却を発表した川崎汽船<9107>(東証プライム)は一段上げて始まったものの伸びきれず、大幅安の翌日が週末取引日とあってか全体に上値の重さが目立った。日経平均も次第に重くなる様子で、13時に3万8000円を割り、14時頃からは前日比で小安くなり、大引け間際に下げ足を早めて8日続落。終値で4月26日以来の3万8000円割れとなった。

 後場は、伊藤忠エネクス<8133>(東証プライム)が一段と上げ、ビッグモーターの看板かけ替えが始まり再出発に期待。ベルシステム24HD<6183>(東証プライム)も一段と上げ、世田谷区との業務共同展開など自治体業務の拡大に期待の様子。モバイルファクトリー<3912>(東証スタンダード)は13時に発表した四半期決算と配当方針の見直し・増配などを受けて急伸しストップ高。Amazia<4424>(東証グロース)は猛暑を避ける室内娯楽としてマンガ需要拡大の期待など言われストップ高。セルシード<7776>(東証グロース)は24日に制限値幅の下げ方向への臨時拡大が実施されて売りが出尽したとの見方で急反発しストップ高。

 新規上場のタイミー<215A>(東証グロース)は850円(公開価格1450円の28%高)で初値をつけ、その後1855円まで上げて売買交錯に転じ、後場は売買交錯の中1635円まで値を消して大引けは1650円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は17億8108万株(前引けは9億2805万株)、売買代金は4兆4350億円(同2兆2787億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は705(前引けは1162)銘柄、値下がり銘柄数は871(同420)銘柄。

 東証33業種別指数は10業種(前引けは27業種)が値上がりし、石油石炭、金属製品、機械、パルプ紙、ゴム製品、繊維製品、銀行、鉱業、化学、医薬品、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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