花王、炭酸ガス配合組成物で表皮細胞のミトコンドリア代謝機能向上を確認

■血行促進が細胞代謝を活性化するメカニズムをヒトの肌で解明

 花王<4452>(東証プライム)は2月12日、炭酸ガス配合組成物の塗布により毛細血管が拡張し血行が促進されることで、表皮細胞のミトコンドリア代謝機能が活性化することをヒトの肌で確認したと発表した。血行が良いと肌状態が向上するとされてきた現象を、細胞レベルで裏付けた成果である。研究成果の一部は第103回日本生理学会大会(2026年3月10~12日・東京都)で発表予定である。

 同社は、細胞内の自家蛍光スペクトル解析に着目し、共焦点蛍光顕微鏡の測定条件を最適化するとともに、表皮有棘層細胞を自動抽出する深層学習モデルを構築。ヒトの肌における表皮細胞のミトコンドリア代謝状態を高精度に評価できる手法を確立した。これにより、生きた肌上でエネルギー代謝状態を可視化することが可能となった。

 2025年10月に30~40代の日本人男女7名を対象に前腕内側へ2分間塗布する試験を実施した結果、炭酸ガスを含まない組成物と比べミトコンドリア代謝機能が高まることを確認。毛細血管の拡張と代謝活性が連動しており、酸素供給量の増加が要因と示唆された。培養表皮細胞でも酸素濃度上昇に伴う代謝機能向上を確認している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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