【どう見るこの株】ZACROS、業績上方修正で連続増益拡大、環境・情報電子が寄与
- 2026/2/12 08:21
- どう見るこの株

■株式分割権利落ち後高値を更新
ZACROS<7917>(東証プライム)は、祭日前の10日に63円高の1415円と急反発して高値引けし、今年2月6日につけた株式分割(1株を4株に分割、基準日・2025年9月30日)の権利落ち後高値1381円を更新した。今年2月5日に昨年11月に一部下方修正した今2026年3月期業績の一転した上方修正を発表し、増収増益率を伸ばすことを手掛かりに割安修正買いが再燃した。テクニカル的にも、この業績上方修正で窓を開けて急伸し、5日移動平均線が、25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を鮮明化しており、買い手掛かり材料視されている。
■期中に下方修正も一転して上方修正し過去最高に肉薄
同社の今2026年3月期業績は、昨年11月に経済産業省から交付される補助金の計上時期を見直したことで純利益を期初予想の75億円から65億円(前期比0.4%減)に下方修正した。今回は、この純利益も含めて上方修正した。売り上げを期初予想より10億円、営業利益を6億円、経常利益を13億円引き上げ、純利益も、昨年11月の下方修正値から10億円引き上げたもので売り上げ1580億円(前期比4.8%増)、営業利益108億円(同6.8%増)、経常利益121億円(同16.7%増)、純利益75億円(同14,8%増)と見込んで連続増益率を伸ばし、利益は2022年3月期の過去最高(76億9300万円)に肉薄する。環境ソリューション事業、情報電子事業、産業インフラ事業の増収効果に加えて生産効率の向上、価格改定、為替差益や受取保険金を計上したことなどが寄与した。
なお今期配当は、中間配当を期初予想の67円から72円に増配し、株式分割の権利落ち後の期末配当を16・75円から18円に増配の予定だが、株式分割を勘案すると実質の年間配当は144円(前期実績130円)と連続の大幅増配となる。
■ミニGC示現で上昇トレンドに弾みをつけPER13倍の割安修正になおチャレンジ
株価は、昨年4月のトランプ関税ショック時に売られた昨年来安値3455円から今期業績の続伸予想、さらに株式分割を歓迎して4435円まで約1000円高して、4245円で株式分割の権利を落とした。権利落ち後は、理論価格をやや下回る1022円まで調整したが、売られ過ぎとしてリバウンドし、業績の上方修正とともに権利落ち後高値追いとなり、5日線が25日線を上抜くミニGCを示現して上昇トレンド転換を示唆した。PERは13.7倍となお割り負けており、一段の上値追いが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)























