【株式市場】前場の日経平均は1662円安、朝方一時2540円安まで下押したが持ち直す

東京証券取引所

◆日経平均は3万4247円56銭(1662円14銭安)、TOPIXは2392.27ポイント(145.33ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増加して18億2735万株

 8月5日(月)前場の東京株式市場は、前週末のNYダウが610ドル安となり2日間で1100ドル近く下げた上、円高が一段と進んで始まったため、株価指数の先物から一段安となった。日経平均は660円安で始まり、午前9時20分頃には2540円33銭安(3万3369円37銭)まで下押し、2日続けて下げ幅が2000円を超えた。三井住友FG<8316>(東証プライム)は一時ストップ安。ただ、その後は一進一退に転じ、日経平均の前引けは1660円安だった。

 円高が追い風になるニトリHD<9843>(東証プライム)や神戸物産<3038>(東証プライム)が値上がりして逆行高となり、伊藤忠食<2692>(東証プライム)や亀田製菓<2220>(東証プライム)も高い。アグロカネショウ<4955>(東証プライム)は業績・配当予想の増額修正が好感されて反発。ベガコーポ<3542>(東証グロース)は第1四半期の黒字化など注目され2日続伸基調。

 東証プライム市場の出来高概算は増加して18億2735万株、売買代金は3兆6035億円。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は90銘柄、値下がり銘柄数は1547銘柄。

 東証33業種別指数は全33業種が値下がりし、下落率の小さい業種は、医薬品、陸運、精密機器、空運、情報通信、小売り、水産農林、パルプ紙、倉庫運輸、食料品、などとなっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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