アルメディオは続伸基調、第1四半期の大幅増益と事業譲受など好感

■参入を予定するSiO製品等の販売チャネル確保などに期待強まる

 アルメディオ<7859>(東証スタンダード)は8月5日、14%高の386円(47円高)まで上げた後も堅調に売買され、底練り圏から3日続伸となっている。8月2日の15時に第1四半期決算と事業譲受を発表し、好感買いが先行している。

 第1四半期決算(2024年4~6月・連結)は、断熱材事業で国内の工事案件や電気炉向けなど好調だったほか、連結子会社・阿爾美(蘇州)が4月から稼働を開始した。アーカイブ事業でもストレージソリューションが好調に推移した。売上高は前年同四半期比56.3%増加し、営業利益は3.8倍の大幅増となった。3月通期の連結業績予想は全体に据え置いたが、営業利益は第1四半期で通期予想額の46%を達成した。

 事業譲受は、研究開発材料の輸入販売、シリコン材料の研究開発などを行う日本NER株式会社(鳥取県鳥取市)から「資源・材料販売」事業を買収する。今後市場参入を予定しているSiO(酸化ケイ素)製品等の販売チャネルの確保およびCNF(セルロースナノファイバー)製品の商流増や新たな商材確保のシナジーが見込まれることから、将来の更なる事業領域拡大と収益性の向上に資すると判断した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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