【銘柄フラッシュ】三井住友建設急反発し新規上場のAppBankは大幅高

銘柄

 15日は、TOPIXコア30採用銘柄を買う動きがあるとされてソニー<6758>(東1)が1.7%高、武田薬品工業<4502>(東1)は2.9%高、セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)は1.3%高など、値上がり率は小さいが軒並み後場一段高となり、こうした買いっぷりは海外資金が舞い戻ってきた可能性があるとの観測。一方で、ヤマダ電機<9831>(東1)はメリルリンチ日本証券が目標株価を395円から590円に引き上げたと伝えられて5.9%高となり、約5ヵ月ぶりに年初来の高値を更新し2011年以来の高値となった。

 ボルテージ<3639>(東1)はスマートフォン向けコンテンツ好調とされて11.6%高と出直りを強め、クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>(東1)が業績予想の増額などを好感して16.9%高と急伸、ネオス<3627>(東1)も昨日発表の四半期決算などが好感されて6.7%高。パラカ<4809>(東1)は訪日客の増加にともなう宿泊施設の拡充政策が駐車場運営のも追い風との見方あり6.6%高。

 昨日一時ストップ安の三井住友建設<1821>(東1)が23.8%高の急反発となり、横浜市の大規模マンションの一部が傾いた件を嫌う売りは旭化成<3407>(東1)に向かって13.6%安。一方、防振ゴムのデータ不正が出た東洋ゴム工業<5105>(東1)は昨日急落したこともあり3.2%高と反発。

 新規上場のAppBank(アップバンク)<6177>(東マ・売買単位100株)は買い気配をセリ上げて10時26分に公開価格1200円を46%上回る1750円で売買が成立し初値を形成。後場2150円まで上げ、終値は2150円。スマートフォン向け人気ゲームの攻略サイトなど、人気アプリの紹介サイトなどを運営。

 エラン<6099>(東マ)は東証1部昇格などが好感されて16.9%高と急伸し、モルフォ<3653>(東マ)は引き続き画像処理装置が韓国サムスン電子のスマートフォンに採用を材料に15.0%高と戻り高値を更新。アイリッジ<3917>(東マ)はネット情報と実店舗の相互連携を促進する「O2O」(オンライン・トゥー・オフライン)用アプリなどが言われて5.3%高と戻り高値を4日連続更新。プロパスト<3236>(JQS)は第1四半期決算などが好感されて32.3%ストップ高。田中化学研究所<4080>(JQS)はトヨタが脱エンジン車戦略と伝えられ電池の需要拡大などが期待されて10.1%高となった。

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