ブイ・テクノロジーが出直り拡大、フォトマスク欠陥修正装置の受注など好感、12%高

■第1四半期決算は赤字だったが売上高は65%も増加し注目集まる

 ブイ・テクノロジー<7717>(東証プライム)は8月16日、一段と出直りを強める相場となり、午前10時にかけて12%高の2937円(307円高)まで上げている。15日付で、「フォトマスク欠陥修正装置『Draco』を国内大手フォトマスクメーカー様より受注」と発表し、買い材料視されている。受注金額には触れていないが、NY株式市場で半導体株指数SOXが5%近く急伸したことなどを受け、買い安心感が強まっている。

 8月9日に発表した第1四半期決算(2024年4~6月・連結)は各利益とも前年同期比で赤字拡大だったが、売上高は同65.6%も増加した。前年同期は売上高が26%減で各利益とも赤字だったため、業績動向が変化したとの見方が出ている。同時に自社株買いも発表した。取得上限株数19万8000株(自己株式除く発行済み株式総数の2.06%)、取得総額5億円、期間は2024年8月13日から同年9月30日までの予定。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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