アルチザネットワークスが急反発、7月決算は減収減益だったが今期の大幅回復予想に期待

■次世代通信規格で「6G」の研究開発も始まっており追い風に

 アルチザネットワークス<6778>(東証スタンダード)は9月13日、急反発となり、18%高の626円(96円高)まで上げた後も600円前後で売買され、今年7月31日以来の600円台を回復している。12日の15時に発表した7月決算(2024年7月期・連結)は減収減益だったが、今期・25年7月期の予想を売上高10.3%増、営業利益8.2倍などと急回復の見込みとし、注目し直されている。

 前7月期は、高速通信規格「5G」に対する研究開発投資が見込んでいたほど回復しなかったことなどで減収減益となった。しかし、今後は、自動車を始めとする様々な分野での5G活用に向けた研究開発や、非地上系ネットワーク衛星などを用いた通信サービスが相次いで始まっており、さらに、次世代の通信規格である「6G」の研究開発も始まっていることなどを追い風に、連結業績予想を売上高31億10百万円(前期比10.3%増)、営業利益2億66百万円(前期の8.2倍)、親会社株主に帰属する当期純利益2億61百万円(黒字化)を見込むとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る