アイデミーが出直り強める、「2025年初頭に新プロダクトをローンチ」、期待膨らむ

■GXと生成AIを掛け合わせたSaaSの新プロダクト

 アイデミー<5577>(東証グロース)は9月19日の後場、一段と強い相場になり、13時30分にかけて5%高の1163円(53円高)をつけて出直りを強めている。企業や団体のデジタル変革(DX)支援やリスキリングを支援ソリューションの提供などを行い、「2025年初頭に、GXと生成AIを掛け合わせたSaaSの新プロダクトをローンチ」すると9月初旬に発表しており、次第に期待の膨らむ相場となっている。

 「2025年初頭に、GXと生成AIを掛け合わせたSaaSの新プロダクトをローンチ。環境規制の進展を背景に、増加傾向にある取引先からの調査・アンケートへの対応工数を削減することで、GX・サステナビリティ推進部門の業務効率化を支援していく予定」と9月4日付で発表した。

 それによると、欧州バッテリー規制の発行、サステナビリティ開示基準の開発等の規制動向を背景に、サプライヤーを巻き込んだ脱炭素・サステナビリティ対応の必要性が高まっている。事業会社のGX・サステナビリティ推進部門の元には、サステナビリティの取り組みを進める複数の取引先から調査・アンケートの依頼が来るが、質問分野・質問文言などがそれぞれ異なることが多く、それらの回答に多くの工数を割いているのが現状。

 同社では、「先端技術を、経済実装する。」をミッションとし、大規模言語モデル(LLM)を技術戦略の柱に据え、ビジネスにおける生成AIの活用を支援している。この度、限られた人数で多くの業務課題に対応しているGX・サステナビリティ推進部門の業務効率化を支援すべく、生成AIを活用した新たなプロダクトの開発に着手している。顧客企業の過去のアンケート回答結果・公開済みのサステナビリティレポートを活用することで、生成AIが精度高くアンケートに回答する機能を持ったSaaSを2025年初頭にローンチする予定、とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る