【株式市場】前場の日経平均は251円高、朝高の後伸びないがNY株の最高値など好感

◆日経平均は3万7974円98銭(251円07銭高)、TOPIXは2657.44ポイント(15.09ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億7016万株

 9月24日(火)前場の東京株式市場は、NYダウの3日連続最高値などを受けて米国景気拡大の恩恵に期待が強まり、日本郵船<9101>(東証プライム)や日立<6501>(東証プライム)、ニッスイ<1332>(東証プライム)、三井物産<8031>(東証プライム)などが上げ、ソニーG<6758>(東証プライム)やTDK<6762>(東証プライム)は9月末の株式分割なども材料視されて高い。日経平均は447円高で始まり、午前10時過ぎに703円24銭高(3万8427円15銭)まで上げた。自動車株や半導体関連株には中盤から軟化する銘柄があり、その後は上げ幅を縮めたが前引けも251円高。4日続伸基調となった。

 IHI<7013>(東証プライム)が高値更新など重工株が上げ、ロシア機の北海道周辺での動向や米国景気拡大期待などで買い活発。日製鋼<5631>(東証プライム)は戻り高値を更新。極洋<1301>(東証プライム)は連日高値を更新し円相場の下げ止まりや中国の日本産水産物解禁の姿勢など材料視。高島屋<8233>(東証プライム)や藤田観光<9722>(東証プライム)が続伸し訪日観光客数の好調など連日好感。わかもと薬<4512>(東証スタンダード)は多焦点眼内レンズの承認取得が材料視されストップ高。PKSHA Technology<3993>(東証スタンダード)は東証プライム市場への「変更承認」取得で急伸。FFRIセキュリティ<3692>(東証グロース)はサイバー攻撃への対策が急務との見方などで一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億7016万株、売買代金は2兆1728億円。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は939銘柄、値下がり銘柄数は646銘柄。

 東証33業種別指数は26業種が値上がりし、精密機器、電力ガス、水産農林、不動産、海運、建設、保険、電気機器、非鉄金属、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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