【株式市場】日経平均は97円安、後場は階段状に値を消し3日続落

◆日経平均は3万1759円88銭(97円74銭安)、TOPIXは2314.44ポイント(8.95ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は15億5061万株

 10月2日(月)後場の東京株式市場は、トヨタ<7203>(東証プライム)やソニーG<6758>(東証プライム)、三井不<8801>(東証プライム)などが寄り後に一段値を消してダレ模様になるなど、主力株が総じて値を消す展開となり、ソフトバンクG<9984>(東証プライム)などは後場寄りと13時半頃に大きく下げたため株価指数連動型で大口の売りが何度か出たとの見方。下期に入り、年金基金などがまず現金ポジションを高めてから運用を本格化させるパターンとされた。日経平均も一段値を消して始まり、次第安のまま大引けに間際に97円74銭安(3万1759円88銭)まで下げ、そのまま安値引けとなって3日続落となった。

 後場は、北川鉄工所<6317>(東証プライム)が一段と上げたまま値を保ち7月のM&Aで半導体事業に参入したことなど評価。ケーヨー<8168>(東証プライム)はDCMホールディングス<3050>(東証プライム)による買収を受けて大引けまで終日気配値のままストップ高。マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は朝高の後伸びきれなかったが自治体との連携先拡大やクルマの買い取り販売開始など好感され出直り拡大。エコートレーディング<7427>(東証スタンダード)も後場伸びなかったが業績予想の増額など好感され高値更新。FFRIセキュリティ<3692>(東証グロース)やセキュアヴェイル<3042>(東証グロース)は政府のサイバーセキュリティ国産化方針など受け活況高。

 東証プライム市場の出来高概算は15億5061万株(前引けは7億150万株)、売買代金は3兆7015億円(同1兆7225億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は515(前引けは1367)銘柄、値下がり銘柄数は1266(同415)銘柄。

 東証33業種別指数は8業種(前引けは31業種)の値上がりにとどまり、銀行、海運、金属製品、ガラス土石、輸送用機器、機械、ゴム製品、鉄鋼、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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