高砂香料がストップ高、中間決算の大幅増益など好感され上場来の高値を更新

■営業利益が5.2倍となり通期予想を前回予想の2.5倍に増額

 高砂香料工業<4914>(東証プライム)は11月11日、買い気配で始まった後ストップ高の6080円(1000円高、20%高)で売買が成立し、そのままストップ高買い気配を継続、約1か月半ぶりに上場来の高値を更新している。前取引日に発表した第2四半期決算(中間期:2024年4~9月・連結)が営業利益5.2倍などと大幅増益になり、3月通期の連結業績予想も営業利益を前回予想の2.5倍に見直すなどで注目が集中している。

 第2四半期決算(中間期)を受けて今期・25年3月期の連結業績予想を全体に増額修正し、売上高は5月に開示した前回予想を7.3%上回る見込みに、営業利益は同2.5倍に見直した。ファインケミカル事業で欧米向け医薬品中間体の出荷が増加するなど、売上高が全体として予定を上回っていることや、利益面では国内でファインケミカル事業の売上増加を主因として利益率が改善し、海外では増収のほか製品構成などの最適化を通じて売上総利益が改善していること、などを要因とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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