【株式市場】前場の日経平均は667円高、米国の対中半導体政策など受け急伸

◆日経平均は3万9180円06銭(667円04銭高)、TOPIXは2749.74ポイント(35.02ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は10億4486万株

 12月3日(火)前場の東京株式市場は、NY市場でのハイテク株高、S&P500種とNASDAQ指数の最高値に加え、米政府の新たな中国向け半導体規制に日本は含まれていないとされたため半導体関連株などが一斉高となり、日経平均は235円高で始まった後も一段と上値を追い、前引けにかけて702円83銭高(3万9215円85銭)まで上げた。レーザーテック<6920>(東証プライム)が6%高、東京エレク<8035>(東証プライム)が4%高などと大きく出直り、三井物産<8031>(東証プライム)などの大手商社株、日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株も高い。

 伊藤園<2593>(東証プライム)が活況高となって一段と出直り中間決算で直近3か月間の推移好調や自社株買いなど好感。マネックスG<8698>(東証プライム)は一段高となり暗号資産事業のコインチェックのNY上場が迫るとされ期待高揚。日本エンタープライズ<4829>(東証スタンダード)は一時ストップ高となり交通情報システムのトヨタ納入を材料視。ユーラシア旅行社<9376>(東証スタンダード)は一時3日連続ストップ高となり中国短期滞在ビザ復活を連日材料視。

 東証プライム市場の出来高概算は10億4486万株、売買代金は2兆5111億円。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は1378銘柄、値下がり銘柄数は224銘柄。

 東証33業種別指数は31業種が値上がりし、海運、非鉄金属、電気機器、精密機器、金属製品、卸売り、機械、証券商品先物、化学、パルプ紙、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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