【株式市場】輸出株から内需株まで物色が広がり日経平均は148円高のあとも強く続伸

株式

◆日経平均の終値は1万6735円65銭(136円98銭高)、TOPIXは1340.21ポイント(9.49ポイント高)、出来高概算(東証1部)は15億6282万株

チャート15 10月4日後場の東京株式市場は、前場上げた自動車株や大手銀行株が高値もみ合いに転じた一方、セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)が強含むなどで主力株の物色が広がり、輸出関連株から内需消費関連株まで堅調に推移。日経平均は14時頃に前場の145円93銭高(1万6744円60銭)を上回り、148円53銭高(1万6747円20銭)まで上げて2日続伸となった。主な株価指数はそろって高い。

 後場は、日本金銭機械<6418>(東1)がカジノ関連法案への期待などで上値を追い、Vキューブ<3681>(東1)はAI(人工知能)を活用して高知銀行<8416>(東1)と案内業務の対話システムを実証とされて高い。テクノマセマティカル<3787>(東2)は「iPad」(アイパッド)50台に同時データ送信を可能にしたWi-Fiデータ伝送装置が言われてストップ高。ストリーム<3071>(東マ)は中国の訪日観光客などが材料視されて一段高となりストップ高。コスモ・バイオ<3386>(JQS)は今年・2016年のノーベル生理学・医学賞に東京工業大学の大隅良典栄誉教授が選ばれ、その功績の「オートファジー」(自食作用)試薬に関連するとされてストップ高。   

 東証1部の出来高概算は15億6282万株(前引けは7億5300万株)、売買代金は1兆7528億円(同7792億円)。1部上場1980銘柄のうち、値上がり銘柄数は14.4(同1293)銘柄、値下がり銘柄数は441(同536)銘柄。

 また、東証33業種別指数は26業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、銀行、精密機器、鉱業、輸送用機器、海運、化学、電気機器、非鉄金属、証券・商品先物、機械、ガラス・土石、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  2. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  3. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  4. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  5. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  6. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る