【編集長の視点】貸倒引当金の一巡で黒字転換、過去最高純益を更新、成長期待高まる

■新規エージェントサービスが奏功、成長可能性に期待

 サイバー・バズ<7069>(東証グロース)は、前日3日に1円高の745円と小幅ながら続伸して引け、今年11月20日につけた上場来安値707円を前に下値抵抗力を発揮した。同社株は、今年11月13日に発表した9月期決算で、前024年9月期業績が、大幅赤字転換し1株純資産が50.18円に急低下したことを嫌って上場来安値へ調整したが、この赤字転換は、貸倒引当金計上による一過性の財務内容の悪化で、今2025年9月期の純利益が、前期の大幅赤字から黒字転換し、6期ぶりの過去最高更新を見込んでいることを手掛かりに売られ過ぎ修正期待の打診買いが続いた。新たに開始したエージェントサービス「Be One Agent」に人気クリエーターが専属加入したことなども、成長可能性を高めるとしてフォローの材料視されている。

■貸倒引当金繰入額が一巡しインフルエンサーサービスでは新カテゴリーも

 同社の今2025年9月期業績は、売り上げ83億1000万円(前期比11.4%増)、営業利益5億円(前期は17億1900万円の赤字)、経常利益5億円(同17億1200万円の赤字)、純利益3億円(同19億5400万円の赤字)と売り上げは連続増収、利益は黒字転換が見込まれ、純利益は、2019年9月期の過去最高(2億7600万円)を6期ぶりに更新する。前期利益は、債権の取立不能、取立遅延が発生し貸倒引当金繰入額22億1500万円を計上して赤字転落したが、これが一時的な計上にとどまりSMM(ソーシャルメディアマーケット)事業のインフルエンサーサービスでは、幅広いインフルエンサーとのネットワークを構築し、強みのあるコスメ、日用品の既存カテゴリーに加え、食品、飲料、金融、教育などの新しいカテゴリーも開拓し、インフルエンサーサービスの売り上げが23億8000万円(同7.6%増)、SNS広告の売り上げが34億7000万円(同13.0%増)となることなどが寄与する。

 この新カテゴリーでは、「Be One Agent」にTik Tokクリエーターで可愛いお菓子のショート動画が支持されフォロワーが12万人に達する「B.B.ALIE」が専属加入し、開始5カ月でフォロアーが30万人以上となった「ズボラ英会話」の「MC TAKA」が提携クリエーターとして参画した。

■PERは9倍と底値を示唆し持ち前の急騰特性を再発揮期待

 株価は、今年2月に発表した前期第1四半期の好調決算を受けて連続ストップ高を交えて年初来高値3355円まで急伸したが、5月の債権取立不能による前期業績の下方修正・赤字転落ではストップ安を交えて1001円まで調整し、売られ過ぎ修正で再び連続ストップ高を交えて1660円の戻り高値をつけた。ただ今期業績の黒字転換予想では財務内容の悪化が響いて上場来安値707円まで再調整し底上げを窺っている。PERは9.9倍と売られ過ぎを示唆しており、急騰特性の再発揮を期待して追撃の底値買いも一考余地がありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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