【株式市場】日経平均は119円高、後場ダレ模様に転じるが底堅く4日続伸

◆日経平均は3万9395円60銭(119円21銭高)、TOPIXは2742.24ポイント(1.64ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は18億4236万株

 12月5日(木)後場の東京株式市場は、韓国の政局混乱による地政学的な不安感があるようで、日経平均は13時過ぎに3万9400円(約124円高)を割り込み、14時前には46円65銭高(3万9323円04銭)まで値を消し、大引けは持ち直して4日続伸となった。大手商社株や海運株は一段軟調となったが、任天堂<7974>(東証プライム)やカシオ<6952>(東証プライム)などは上げ幅を保って堅調だった。

 後場は、セレス<3696>(東証プライム)やリミックスポイント<3825>(東証スタンダード)が一段と上げ、ビットコイン相場の初の10万ドル乗せを材料視。インスペック<6656>(東証スタンダード)は一段高となり四半期決算発表日を前倒したため内容に自信があるのではとの期待。ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は株主優待制度の新設など好感され2日続けて急伸。True Data<4416>(東証グロース)はストップ高となり主サービスがウエルシアHD<3141>(東証プライム)に採用されたとの発表など好感。カイオム・バイオサイエンス<4583>(東証グロース)は富士フイルムHD<4901>(東証プライム)グループとの提携が好感され活況高。

 東証プライム市場の出来高概算は18億4236万株(前引けは9億3311万株)、売買代金は4兆2151億円(同2兆753億円)。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は967(前引けは1044)銘柄、値下がり銘柄数は611(同544)銘柄。

 東証33業種別指数は17業種(前引けは18業種)が値上がりし、値上がり率上位は、証券商品先物、サービス、非鉄金属、その他製品、保険、空運、銀行、精密機器、金属製品、建設、電気機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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