【株式市場】前場の日経平均は36円高、円安に加え中国の経済対策への期待が再燃

◆日経平均は3万9197円42銭(36円92銭高)、TOPIXは2738.26ポイント(3.70ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億2695万株

 12月10日(火)前場の東京株式市場は、円相場が1円前後の円安で始まったことなどを受け、日経平均は214円高で始まった後304円64銭高(3万9465円14銭)まで上げた。その後は伸びきれず次第に値を消したが、前引けも小高く続伸基調となった。中国が政治局会議で一段と経済対策を積極化させる方針と伝えられ、中国景気の回復に期待が再燃、資生堂<4911>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)などが上げ、伊藤忠<8001>(東証プライム)なども高い。市況好転への期待などで日本製鉄<5401>(東証プライム)や三菱マ<5711>(東証プライム)なども上げた。円安を受けてホンダ<7267>(東証プライム)などもしっかり。

 学情<2301>(東証プライム)が急伸し10月決算と今期予想を好感。トプコン<7732>(東証プライム)はMBO(経営側による企業買収)の観測放送を受け急伸。新都HD<2776>(東証スタンダード)はAIデータセンター事業でのカナダ社との提携が材料視され一時ストップ高。ピクセルカンパニーズ<2743>(東証スタンダード)はGFA<8783>(東証スタンダード)との提携が連日材料視され2日続けて急伸。Waqoo<4937>(東証グロース)は子会社の新技術が材料視されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億2695万株、売買代金は1兆9273億円。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は814銘柄、値下がり銘柄数は767銘柄。

 東証33業種別指数は16業種が値上がりし、鉄鋼、卸売り、輸送用機器、電気機器、鉱業、海運、ゴム製品、精密機器、ガラス土石、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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