インフォマートが出直り基調、「BtoBプラットフォーム」兵庫県の採用を受け業績動向も見直す

■サーバーのクラウド移行が完了、増収増益ペース強まる見込み

 インフォマート<2492>(東証プライム)は12月16日、287円(10円高)まで上げた後も堅調に売買され、ここ1か月ほど続く「なべ底型」の調整相場から2日続伸基調で出直る動きを見せている。12月12日に「兵庫県が『BtoBプラットフォーム請求書』『BtoBプラットフォームTRADE』を採用」と発表し、注目が再燃。あらためて業績動向も見直されている。

 10月31日に発表した第3四半期決算(2024年1~9月:中間期、連結)は、売上高が前年同期比15.8%増加し、営業利益は同5.9%増加など好調だった。株価は調整含みに転じたものの、顧客基盤となる「BtoBプラットフォーム」シリーズなどの利用企業数は110万6233社(前年同期比14.9%増加、国内企業の約30%)に拡大した。また、「サーバーのクラウド移行が完了、FOOD事業の料金改定を8月に実施」(決算説明資料より)した。「4Qはサーバーの原価低減効果でさらに利益率の改善を見込む」ほか、「来期以降(2025/12期、2026/12期)の増収増益につなげる」計画だ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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