三菱重工が高値を更新、「防衛費最大」報道など受け注目強まる

株式市場 銘柄

■目標株価1万円の想定も出ており買いに踏み切る様子も

 三菱重工業<7011>(東証プライム)は9月1日、再び上値を指向する相場となり、午前10時にかけて2%高の8425円(155円高)まで上げ、2日ぶりに2007年以来の高値を更新している。「防衛費、最大の7.7兆円要求」「北朝鮮、韓国占領を最終目標」(日本経済新聞9月1日付朝刊)と伝えられたことなどを受け、注目が強まった。8月18日には、みずほ証券が目標株価を4800円引き上げて1万円に見直したと伝えられたこともあり、防衛予算の報道を見て買いに踏み切る投資家が増えたと見られている。

 業績も好調で、先に発表した第1四半期連結決算(2023年4~6月・IFRS)は売上収益が同四半期として最高を更新し、受注高も最高を更新した。今期予想は据え置いたが、前提為替レートを1ドル=130円、1ユーロ=140円とするため、対ドルではすでに15円超の為替差益圏に入っている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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