【マーケットセンサー】地政学リスクと米国新政権発足がもたらす不確実性

■世界情勢の不透明感が市場を揺さぶる

 日本の株式市場は、2025年末に向けて期待と不安が交錯している。大手証券は、着実な経済成長と金利低下を背景に、日経平均株価が4万5000円から4万6000円に達する強気な見通しを示している。これは今年7月に記録した上場来高値4万2224円を上回る水準であり、「株券を枕に越年」するシナリオが描かれている。

 しかし、年末年始の地政学リスクは予断を許さない。韓国での大統領弾劾や、シリアでの政権崩壊などのような、不測の事態が起こる可能性は常に存在する。特に、来年1月20日に予定されるトランプ次期大統領の就任式を前に、ウクライナ・ロシア紛争や中東情勢の緊迫化が懸念される。これらの地政学的変動は、株式市場に大きな影響を与える可能性がある。

 新年の市場を左右する要因は多岐にわたる。インフレの動向やFRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策、トランプ2.0政権の政策方針など、不確実性は依然として高い。株式投資家にとっては、これらの複合的なリスクを注視しながら、慎重かつ柔軟な投資戦略が求められる年となりそうである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■「ちきゅう」を投入、令和8年1月から2月にかけて実証  内閣府戦略的イノベーション創造プログラム…
  2. ■人工知能基本計画が始動、利活用から開発への循環促進、世界最先端のAI国家を標榜  政府は12月2…
  3. ■222社分析で売上2兆円台復帰、利益は1,435億580万円へ倍増  東京商工リサーチ(TSR)…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■上方修正を重ねる銘柄群が相場の主役に  同コラムは今週、ダブルセット銘柄、トリプルセット銘柄、フ…
  2. ■政治安定を好感、全面高期待が再燃  超短期決戦だった衆議院議員選挙が、昨8日に投票され即日開票さ…
  3. ■総選挙後に本番、米・卵関連株など食料品銘柄に再評価期待  消費税減税をめぐる関連株の動向が、過去…
  4. ■円安・円高が日替わり、内外市場で一波乱二波乱の可能性  内外のマーケットが激動含みである。これが…
  5. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  6. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る