クレスコが福岡の屋台を舞台に「多言語デジタルメニュー」に関する実証実験を開始

■日本語、英語、中国語(繁体字)、韓国語、ベトナム語で1年間実施

 クレスコ<4674>(東証プライム)は、福岡市と協力し、福岡市を代表する観光資源であり市民の憩いの場でもある屋台で、「多言語デジタルメニュー」を用いた実証実験を開始した。対応言語は、日本語、英語、中国語(繁体字)、韓国語、ベトナム語。2024年12月から25年12月の1年間にわたって実施する。12月16日、同社が発表した。

■福岡市を訪れる入国者数はコロナ前を上回る、利便性・満足度向上を目指す

 本件は、福岡市が推進する、古き良き屋台とデジタル技術を融合させる「屋台DX」プロジェクトの一環としての取り組みになる。福岡市を訪れる外国からの入国者数は、コロナ5類移行に伴い2022年度の40.2万人から2023年度には約7倍の279.5万人に大幅増加し、2019年の実績を上回る結果となった(出展:『福岡市の観光・MICE』2024年度版「福岡市観光統計」)。「多言語デジタルメニュー」の導入を通じて、外国人観光客の利便性の向上、満足度向上を目指す。

■実証実験の概要

<実施期間>2024年12月~2025年12月の1年間。
<対象エリア>福岡市内(長浜エリア、天神エリア、中洲エリア)。
<対応言語>日本語、英語、中国語(繁体字)、韓国語、ベトナム語。
<導入システム>CAPICHI社(下段参照)の「Capi Order」システムを採用。
クレスコは「Capi Order」の日本総代理店を担当する。

■「Capi Order」システムの特徴

・世界中のユーザーが使いやすいシンプルなユーザーインターフェース。
・QRコードを読み込むことで、ブラウザから直接利用可能(アプリのインストールや他アプリとの連携は不要)。
・自動翻訳ではなく、ネイティブスピーカーによる伝わる翻訳を提供。

■CAPICHI社の会社概要
<CAPICHI PTE.LTD.>
2019年7月に創業した企業。IT技術で食の体験を向上することで人々の生活・心を豊かにすることを目指し、フードデリバリーサービス「Capichi」をベトナムで、QRスマートオーダーシステム「Capi Order」をベトナム、タイ、日本で展開している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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