出光興産、空港滑走路の耐久性を大幅向上させる高耐水性アスファルトを開発

ビジネス 万年筆 メモ

■骨材とアスファルトの化学結合で耐久性アップ、補修工事を削減

 出光興産<5019>(東証プライム)は12月19日、空港滑走路や誘導路の安全性向上を目指し、高耐水性アスファルト「ミナフォルティスCX」を2025年1月1日から販売開始すると発表。同製品は、新技術により舗装内部への水の浸透による損傷を抑制し、滑走路等の耐久性を高めることで、補修工事の回数削減に寄与する。

 従来の空港滑走路舗装では、骨材、フィラー、アスファルトを混合した合材を使用していたが、水の浸透により、アスファルトと骨材の剥離が発生する課題があった。この課題は、二酸化ケイ素や金属酸化物などの無機物で構成される骨材と、有機物主体のアスファルトとの化学的相互作用の乏しさに起因していた。

 この課題を解決するため、出光興産は骨材表面とアスファルトが化学的に強固な共有結合を形成する新技術を開発した。この技術革新により、舗装の耐水性と強度が向上し、より安全で耐久性の高い滑走路の実現が可能となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る