川崎汽船、日本初!自動車専用船にバイオ燃料供給開始、脱炭素化に向けた新たな一歩

■自動車専用船「VIKING OCEAN」が日本の海をクリーンに

 川崎汽船<9107>(東証プライム)は12月9日、横浜港大黒C-4ターミナルにおいて、自社運航の自動車専用船「VIKING OCEAN」に初めて舶用バイオ燃料を供給したと発表。これは同社における国内初の取り組みである。

 バイオ燃料は既存のディーゼルエンジンをそのまま使用可能な環境配慮型の代替燃料である。今回使用されたFAME24%混合の低硫黄燃料油(B24)により、約190トンのCO2削減効果が見込まれている。原料には食料や飼料と競合しない再生可能な有機資源を使用している。

 同社は環境ビジョン2050において、2030年までにCO2排出効率を2008年比で50%改善する目標を掲げている。さらに2050年までにGHG排出ネットゼロを目指し、アンモニアや水素燃料などのゼロエミッション燃料の導入を推進している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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