【株式市場】前場の日経平均は46円安、朝寄りは堅調だったが欧米勢の休暇などで買い続かず

◆日経平均は3万8990円56銭(46円29銭安)、TOPIXは2710.25ポイント(17.01ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億179万株

 12月25日(水)前場の東京株式市場は、欧米勢の多くがクリスマス休暇とされる中で為替が円高に振れ、日経平均は取引開始直後の143円74銭高(3万9180円59銭)を上値に値を消し、午前10時には109円安まで軟化してもみあい、前引けも軟調だった。中で、日本製鉄<5401>(東証プライム)は米USスチール買収に向けた米政府の動向が材料視され終始堅調。セガサミーHD<6460>(東証プライム)は大手証券による目標株価の引き上げが伝えられ出直り拡大。経営統合に向けて動き出した自動車3銘柄はホンダ<7267>(東証プライム)が小反落の一方、日産自<7201>(東証プライム)と三菱自<7211>(東証プライム)は続伸となった。

 キッセイ薬<4547>(東証プライム)が続伸3日目に急伸し同社創製製剤の欧州での追加適応症取得を連日好感。SHIFT<3697>(東証プライム)は株式15分割など好感され活況高。ウインテスト<6721>(東証スタンダード)は3D断層撮影装置を材料視した急騰相場が再燃とされ急反発。GMOアドP<4784>(東証スタンダード)は東証プライムへの昇格など好感されストップ高。トーラス・オン・P<6696>(東証グロース)は老舗百貨店の省エネ効果に係る発表が材料視されストップ高。

 新規上場のアルピコHD(アルピコホールディングス)<297A>(東証スタンダード)は201円(公開価格191円の5%高)で初値をつけ、その後205円(同7%高)まで上げる場面をみせて前引けは190円となった。

 MIC<300A>(東証スタンダード)は公開価格と同値の960円で初値をつけ、その後975円まで上げて前引けも975円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は9億179万株、売買代金は1兆5706億円。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は316銘柄、値下がり銘柄数は1268銘柄。

 東証33業種別指数は2業種の値上がりにとどまり、鉄鋼、鉱業が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る