【株式市場】前場の日経平均は急反発620円高、トランプ関税の一転延期など好感

◆日経平均は3万9140円41銭(620円32銭高)、TOPIXは2757.47ポイント(37.08ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億9988万株

 2月4日(火)前場の東京株式市場は、トランプ大統領によるカナダ、メキシコへの関税発動が一転、30日間延期などと伝えられたため、昨日の大幅安を買い直す動きとなり、日経平均は558円高で始まり、午前10時にかけて672円42銭高(3万9192円51銭)まで上げた後も上げ幅600円台を保って前引けとなった。アドバンテスト<6857>(東証プライム)などの半導体関連株が全面高。トヨタ<7203>(東証プライム)などの自動車株やキヤノン<7751>(東証プライム)、太陽誘電<6976>(東証プライム)などの電気精密株、商船三井<9104>(東証プライム)などの海運株も軒並み高い。三菱重<7011>(東証プライム)などもしっかり。

 京セラ<6971>(東証プライム)は業績予想の下方修正にもかかわらず証券会社の投資判断引き上げを受け活況高。メンバーズ<2130>(東証プライム)は赤字の大幅改善などで急伸しストップ高。ネクスG<6634>(東証スタンダード)は暗号資産やWeb3関連事業会社の子会社化と暗号資産相場の急反発などを受け急伸し一時ストップ高。東京衡機<7719>(東証スタンダード)は研究機関との提携が好感され一時ストップ高。シャノン<3976>(東証グロース)はマーケティングコンテンツ作成⽤⽣成AIへの機能追加など材料視され急反発ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は9億9988万株、売買代金は2兆2461億円。プライム上場1640銘柄のうち、値上がり銘柄数は1298銘柄、値下がり銘柄数は307銘柄。

 東証33業種別指数は29業種が値上がりし、非鉄金属、電気機器、繊維製品、輸送用機器、サービス、機械、その他製品、金属製品、化学、ゴム製品、保険、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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