【株式市場】日銀の金融政策会合などが様子見要因になり日経平均は4日続落

株式

◆日経平均の終値は1万9831円82銭(51円70銭安)、TOPIXは1588.09ポイント(3.68ポイント安)、出来高概算(東証1部)は18億8192万株

チャート5 15日後場の東京株式市場は、米国の金融政策当局が利上げと同時に量的緩和の段階的縮小を発表したため、15~16日に開催される日銀・金融政策決定会合の結果を見極めたい雰囲気が漂った。大成建設<1801>(東1)が大引けにかけて再び強張り高値を更新するなど、主力株の一角は高いが、日経平均は軟調に推移し2日続落となった。東証2部指数、日経JASDAQ平均も安いが、マザーズ指数は3日続伸。

 後場は、ラクーン<3031>(東1)が一段強含んで高値を更新し、キャンドゥ<2698>(東1)への後払い決済サービス提供などが好感され、前場に続き任天堂<7974>(東1)も高い。弁護士ドットコム<6027>(東マ)は円高などの影響の小さい好業績株とされて出直り高値に接近。第一化成<4235>(JQS)は10月に持ち株会社に移行し社名を一新することなどが言われて続伸し高値を更新。

 東証1部の出来高概算は18億8192万株(前引けは9億9245万株)、売買代金は2兆4775億円(同1兆2635億円)。1部上場2019銘柄のうち、値上がり銘柄数は817(同850)銘柄、値下がり銘柄数は1063(同1020)銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種(前引けは9業)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、その他製品、建設、小売り、医薬品、空運、陸運、水産・農林、不動産、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内唯一のブラシ式除雪車が北海道の主要空港で戦力化  加藤製作所<6390>(東証プライム)は1…
  2. ■日本発ロボ産業基盤づくりへ、住友重機・ルネサス・JAEが参画  一般社団法人京都ヒューマノイドア…
  3. ■2025年のパン屋倒産が急減、SNS発信とインバウンドが追い風  帝国データバンクは11月29日…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■AI相場と政策転換が映す日本株の行方、6万円挑戦か調整か  2025年、日経平均株価は史上最高値…
  2. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  3. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  4. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  5. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  6. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る