【株式市場】日経平均、3日ぶり大幅反発、買い戻し集中で一時1000円超高

■米経済指標好感で投資心理改善、出来高は拡大

 11月6日、日経平均株価の前引けは556円62銭高の5万768円89銭となり、3日ぶりに大幅反発した。米国市場でNYダウやナスダック総合指数が反発し投資家心理が改善、主力のAI・半導体関連を中心に買い戻しが広がった。一時は上げ幅が1000円を超え、5万1000円台に乗せる場面もあったが、高値警戒感が意識され上昇幅は縮小した。

 東証プライム市場の売買代金は3兆3744億円、出来高は13億3348万株と商いは膨らんだ。全33業種のうち非鉄金属、機械、電気機器など26業種が上昇し、鉄鋼、ゴム製品、陸運など7業種が下落した。騰落銘柄数は値上がり997銘柄、値下がり548銘柄、変わらず70銘柄で、全体の6割超が上昇した。

 個別銘柄では、値上がり率上位に山一電機<6941>、コニカミノルタ<4902>、日本CMK<6958>が名を連ね、リンナイ<5947>などにも買いが広がった。一方で、値下がり率上位にはニチコン<6996>、シグマクシス・ホールディングス<6088>、サンリオ<8136>などが並んだ。また、日経平均へのプラス寄与度では、アドバンテスト<6857>、ファーストリテイリング<9983>、フジクラ<5803>、ダイキン工業<6367>、ソフトバンクグループ<9984>が上位を占めた。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る