【株式市場】前場の日経平均は161円安、関税への警戒感や金利上昇への懸念が漂う

◆日経平均は3万9108円88銭(161円52銭安)、TOPIXは2764.01ポイント(11.50ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億4794万株

 2月19日(水)前場の東京株式市場は、トランプ大統領が自動車を巡る関税について再び言及したと伝えられたことや早朝の円高などを受け、日経平均は午前10時過ぎまで70円安(3万9200円)から30円高(3万9300円)の間で小動きとなった。日銀幹部の講演内容が伝わると一時275円安(3万8994円)まで下押したが前引けは161円安にとどまった。三井住友FG<8316>(東証プライム)などの銀行株が活況高。下水道の老朽化に関連し日本ヒューム<5262>(東証プライム)なども活況高。証券会社の投資判断を受け東京エレク<8035>(東証プライム)なども高い。

 日本紙<3863>(東証プライム)など紙パ株が上げ製品値上げや投資判断など材料視。東洋水産<2875>(東証プライム)が急激に出直り投資ファンドによる株主還元拡大要請の報道など材料視。下水道の老朽化問題を受け鋳鉄管<5612>(東証スタンダード)や川崎地質<4673>(東証スタンダード)が急伸。免疫生物研<4570>(東証グロース)は業績予想の大幅増額などで急伸。ミンカブ<4436>(東証グロース)は前日までの2日連続ストップ安から急反発。

 東証プライム市場の出来高概算は9億4794万株、売買代金は2兆3748億円。プライム上場1640銘柄のうち、値上がり銘柄数は634銘柄、値下がり銘柄数は932銘柄。

 東証33業種別指数は12業種が値上がりし、パルプ紙、金属製品、海運、銀行、石油石炭、その他製品、証券商品先物、水産農林、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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