ベステラ、J&T環境との環境負荷低減と資源循環型社会の実現に向けた業務提携契約締結

■解体工事の廃材処理とリサイクルで連携、環境負荷低減へ

 ベステラ<1433>(東証プライム)は3月12日、開催の取締役会において、J&T環境との間で環境負荷低減と資源循環型社会の実現に向けた業務提携契約を締結することを決議したと発表。プラント設備解体工事を主事業とするベステラと、総合資源化リサイクル事業を展開するJ&T環境は、両社の経営資源および事業ノウハウを最大限活用し、廃棄物の適正処理および再資源化を推進することで、企業価値の向上を目指していく。

 提携内容は、解体工事に伴う廃棄物の効率的処理・適正処理厳格化スキームの確立、産業廃棄物の収集運搬における相互協力、処理困難物の適正処理体制の構築、解体材リサイクル技術の共同開発および事業化、災害廃棄物処理における協力体制の確立である。ベステラの解体事業で培ったノウハウとJ&T環境のトータルソリューション力を相互提供する体制を整える。

 サーキュラーエコノミーの推進や環境負荷低減のための解体材リサイクル技術の開発を協力して推進することで、持続可能な社会の実現へ貢献していく。J&T環境の「ミラクルリサイクル」の理念とベステラの「BEST TERRA(最高の地球)」の経営方針を共に推進することにより、サステナブルな事業展開を進める。

 同本業務提携が同社に与える影響は現時点で未定だが、中長期的に企業価値向上に資する業務提携と考えており、開示すべき影響等が判明した場合は速やかに公表する方針だ。J&T環境は神奈川県横浜市に本社を置き、JFEエンジニアリングとJERAが大株主である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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