エスプールは前日の下げを回復し「倍返し高」、障がい者雇用施設の拡大や自治体向け脱炭素支援に期待強い

■障がい者雇用は55施設に、脱炭素支援自治体は20件目に

 エスプール<2471>(東証プライム)は3月12日の後場一段と強含む相場となり、13時過ぎに308円(8円高)まで上げ、全体相場が大幅安だった昨11日の4円安を回復して「倍返し高」となっている。障がい者雇用支援事業や自治体の業務を支援・受託する広域行政BPO事業などを行い、業績は最高益更新ペース。直近は、全国で55施設目となる障がい者雇用施設の開設と、全国で20件目になる自治体向けの脱炭素支援事業に注目が集まり、株価材料としての期待も強いようだ。

 全国で55施設目となる障がい者雇用施設は、神奈川県大和市に2025年4月の予定で開設する企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園」。障がい者雇用に積極的な約660社の企業が利用しており、現在4400名を超える障がい者が一般就労を実現し、その定着率は約92%に達している。

 また、全国で20件目となる自治体向けの脱炭素支援事業は、北海道上川町のゼロカーボンシティ実現に向けた支援を行うもので、3月6日に同町と未来共創パートナーシップ協定を締結した。同町は22年7月に「ゼロカーボンシティ」宣言を表明し、同町の美しく豊かな自然環境と良好な生活環境の保全に向け、省エネルギー化や再生可能エネルギーの利活用、森林吸収源対策の推進など、地域住民や事業者と連携しながら、持続可能なまちづくりを目指している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る