日本オラクル、イトーキがOracle Fusion Cloud Applicationsで経営基盤を刷新

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■Oracle Cloud ERPに加え、Oracle Cloud SCMを採用し、サプライチェーン領域のリアルタイム・データを統合した経営分析を強化

 日本オラクル<4716>(東証スタンダード)は10月2日、イトーキ<7972>(東証プライム)が、データドリブン経営を加速するための経営基盤の再構築に向け、「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning (ERP)」の財務管理を稼働したと発表。また、会計からサプライチェーンまでの主要マスターデータを統合し、見積・発注・納期回答などの業務の効率化と経営分析の強化を目的に、「Oracle Fusion Cloud Supply Chain & Manufacturing (SCM)」の受注、購買、在庫、製品情報管理を採用した。

 イトーキは、オフィス家具メーカーとして、オフィスづくりに加え、デジタル技術を用いた新たな働き方やオフィスの運用サービスを提供している。2024年から2026年の中期経営計画における7つの重点戦略の1つに、グループ生産供給体制の再編と社内ITインフラの刷新により生産・業務効率を高めることを掲げている。

 「Oracle Cloud ERP」の稼働により、会計伝票の承認プロセスが効率化されることで、内部統制が強化された。事業部門の担当者がERPシステム内で支払情報を入力した時点で、財務部門が金額や条件をリアルタイムに把握できるようになり、資金繰り予測にかかる日数が約30%削減された。また、同一取引先に対する債権債務の相殺処理なども効率化されている。

 今回、「Oracle Cloud SCM」を採用することで、顧客、仕入先、商品の構成などの主要マスターデータを「Oracle Cloud ERP」に統合し、二重入力や紙ベースの管理からの脱却を実現する。見積システムや倉庫管理システムとの連携を強化することで、見積、受注、調達、出荷、売上、売掛管理の業務連携を効率化するとともに、各業務でデータを利活用できる仕組みを構築する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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