アーキテクツSJが急伸ストップ高、新事業形態の「プロジェクト受注」に進出、株式3分割も好感

■トルネード社を連結化、個人住宅の設計に加え大型案件にも範囲拡大

 アーキテクツSJ(アーキテクツ・スタジオ・ジャパン)<6085>(東証グロース)は3月18日、朝の取引開始後にストップ高の530円(80円高、18%高)まで急伸し、その後もストップ高で売買されながら後場は買い気配となっている。17日の夕方、マンション開発等に優れた実績と幅広いネットワークなどをもつ株式会社トルネードジャパン(大阪市西区、トルネード社)の連結子会社化と株式3分割を発表し、買い材料視されている。

 株式3分割は、2025年4月10日を基準日として、同日最終の株主名簿に記載または記録された株主の保有する当社普通株式を1株につき3株の割合をもって分割するとした。

 また、株式譲渡実行日を25年3月17日として、トルネード社の株式を議決権所有割合にして51%取得し、連結子会社とした。取得価額は概算5500万円。トルネード社は、不動産賃貸事業を行うかたわら、大手不動産会社からの受注及などの形態で不動産開発プロジェクトを手掛けている。アーキテクツSJは、トルネード社を介して全国を対象に「プロジェクト受注」の形態で設計業務を受託していくこととなる。従来は個人住宅の設計を登録する建築家に紹介していた形態を、大型案件を受注し、登録建築家へ発注する新たなビジネスモデルを構築し「住まい関連事業」の収益構造改革を行うこととなる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る