NEC、AI活用で電力事業者を支援する新サービス「くるみえ for Lifeline」を提供開始

■インフラ老朽化対策にAI技術を活用した効率化を実現

 NEC<6701>(東証プライム)は3月25日、AIを活用した電力事業者向けの新サービス「くるみえ for Lifeline」を提供開始したと発表。ドライブレコーダーで撮影した映像をAIが分析し、電柱と樹木の接触リスクを自動で判定する。これにより、停電事故の未然防止やメンテナンス作業の効率化を実現する。

 インフラ設備の老朽化や人手不足が進む中、本サービスは作業員の負担を軽減しつつ、設備の安定供給を支援する。取得した映像はクラウドに保存され、AIが電柱を検出。接触リスクを評価し、地図上にリスクの高い箇所を可視化することで迅速な対応を可能にする。

 今後、NECは電力以外の水道やガス、通信などのインフラ設備にもサービスを展開する予定である。AI技術を活用した高度な予測と効率的な管理により、インフラの安定供給に貢献していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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