協立情報通信が再び出直る、コメ高騰の折、株主優待の島根特産「仁多米」などに注目集まる

■3月末の配当・優待を確保する買付期限はきょう27日

 協立情報通信<3670>(東証スタンダード)は3月27日、反発相場となり、4%高の1698円(60円高)まで上げた後も1680円前後で堅調に売買され、出直りを強めている。毎年3月31日の株主名簿で5単元(500株)以上の株式を保有する株主に対し、保有株式数に応じて、同社創業者にゆかりの深い島根県の特産品(仁多米を含む)を贈呈。3月31日を基準日とする配当や優待などを確保するための買付期限(権利付最終日)は、今年は3月27日。コメ高騰の折、同社の島根特産『仁多米』をはじめ、優待品にコメを用意する銘柄を検索する動きがあるようで、同社株にも注目が集まる様子がある。

 ソリューション事業で基幹業務システムのクラウドサービスへの移行支援などを行い、モバイル事業ではNTTコミュニケーションズ社のネットワークソリューションサービスなどの法人向け事業とモバイルショップ運営などを行う。3月18日には、名古屋証券取引所メイン市場(名証メイン)への上場申請を発表し、「個人株主を増加し、株式の流動性を高める」などとした。今後も個人株主の増加策などを積極化させる可能性があるため、配当や優待を確保しながら中長期的視点で注目する投資家もあるようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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