【株式市場】日経平均は716円安で4日続落、後場も金利上昇など逆風で3万9000円を割る

◆日経平均は3万8474円30銭(716円10銭安)、TOPIXは2682.58ポイント(31.54ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は15億5159万株

 1月14日(火)後場の東京株式市場は、国内長期金利が2011年以来の高水準と伝えられたのに続き、短期債の2年国債利回りも08年以来の高水準に上昇したことなどを受け、日経平均は13時頃に前場の安値を下回り、一時884円49銭安(3万8305円91銭)まで下押して一進一退となった。中で、大王紙<3880>(東証プライム)やSMK<6798>(東証プライム)が一段と上げ、共通項はPBRが0.6倍前後で資本効率を高める方策に期待の見方。住友不<8830>(東証プライム)などの不動産大手も同1倍前後のためか中盤から買われ下げ幅を縮めた。

 インスペック<6656>(東証スタンダード)は米政府によるAI向け半導体の輸出規制緩和報道など言われ前場の高値圏まで持ち直し、エスケイジャパン<7608>(東証スタンダード)は正午に発表した四半期決算と業績予想の増額が好感されて一段高。BTM<5247>(東証グロース)は前場反落模様だったが北陸銀との連携など好感された上げ相場が再燃し一段高のストップ高。農業総研<3541>(東証グロース)は四半期決算と自社株買いが好感され一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は15億5159万株(前引けは9億9042万株)、売買代金は3兆5905億円(同2兆2459億円)。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は262(前引けは254)銘柄、値下がり銘柄数は1343(同1349)銘柄。

 東証33業種別指数は8業種(前引けは5業種)が値上がりし、鉱業、保険、石油石炭、ゴム製品、医薬品、その他製品、繊維製品、パルプ紙、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る