【株式市場】日経平均は2894円高で過去2番目の上げ幅、「トランプ関税」90日間猶予など好感

◆日経平均は3万4609円00銭(2894円97銭高)、TOPIXは2539.40ポイント(190.07ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は27億4921万株

 4月10日(木)後場の東京株式市場は、「トランプ関税」の90日間の猶予を好感した買いが日経平均ベースでは朝寄り後を高値に伸び悩んだため、日経平均は前引けより100円ほど値を消して2522円高(3万4240円前後)で始まり、14時半過ぎまでこの水準で小動きが続いた。ただ、大引けにかけては一段引き締まり、2925円高(3万4639円)まで上げ、大引けは過去2番目の上げ幅となった。川崎重<7012>(東証プライム)とフジクラ<5803>(東証プライム)はストップ高。日立<6501>(東証プライム)も一時ストップ高となった。

 後場は、大林組<1802>(東証プライム)が一段高で始まりジリ高となり、正午前に発表した業績予想の増額修正を好感。NTT<9432>(東証プライム)やJR東日本<9020>(東証プライム)が一段ジリ高など内需株も高い。任天堂<7974>(東証プライム)も一段ジリ高。三谷セキサン<5273>(東証スタンダード)も一段ジリ高となり連続最高益の見込みで評価再燃。イオレ<2334>(東証グロース)も一段と上げてストップ高となり暗号資産相場の急反発など好感。eスポーツのGLOE<9565>(東証グロース)も一段と上げ関税とは無縁の見方。

 東証プライム市場の出来高概算は27億4921万株(前引けは13億7037万株)、売買代金は5兆5949億円(同2兆8179億円)。プライム上場1637銘柄のうち、値上がり銘柄数は1623(前引けも1623)銘柄、値下がり銘柄数は8(同8)銘柄。

 東証33業種別指数は前引けに続いて全33業種が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る