【株式市場】前場の日経平均は302円高、自動車関税に緩和の期待強まり続伸基調

◆日経平均は3万4285円02銭(302円66銭高)、TOPIXは2516.10ポイント(27.59ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は少な目で7億3777万株

 4月15日(火)前場の東京株式市場は、米トランプ大統領が自動車に対する関税に救済措置を検討していることを明らかにしたと伝えられ、トヨタ<7203>(東証プライム)などが買い気配でスタート。ほかの分野でも特例を設ける期待が広がり、全体に買い先行となった。ただ、トヨタなどは朝寄り後を高値にもみ合ったため、日経平均は午前9時半頃に476円高(3万4459円)まで上げた後一進一退となり、前引けは302円高だった。続伸基調。三菱重工<7011>(東証プライム)などの防衛関連株や日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株、三井住友FG<8316>(東証プライム)などの銀行株もしっかり。

 ラクト・ジャパン<3139>(東証プライム)やテラスカイ<3915>(東証プライム)が2月決算など好感されて急伸し、ドトール・日レスHD<3087>(東証プライム)は自社株買いの発表もあり急伸。フレンドリー<8209>(東証スタンダード)は万博景気に乗る期待などで再び急伸。木徳神糧<2700>(東証スタンダード)はコメ価格の14週連続高値など受け急反騰。ABEJA<5574>(東証グロース)は四半期決算と通期予想の大幅な増額修正が好感され一時ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は少な目で7億3777万株、売買代金は1兆6709億円。プライム上場1637銘柄のうち、値上がり銘柄数は975銘柄、値下がり銘柄数は585銘柄。

 東証33業種別指数は25業種が値上がりし、輸送用機器、ゴム製品、非鉄金属、銀行、精密機器、医薬品、電気機器、サービス、機械、鉱業、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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