【株式市場】トランプ氏の当選後初会見後に円高が再燃し日経平均は一時269円安

株式

◆日経平均の前引けは1万9192円76銭(171円91銭安)、TOPIXは1538.48ポイント(11.92ポイント安)、出来高概算(東証1部)は9億3560万株

 12日(木)前場の東京株式市場は、米次期大統領トランプ氏の当選後初会見によってNY株式は上げたものの、円相場は早朝から1ドル114円台を出没する円高基調になり、自動車株などから反落模様になった。日経平均は9時30分にかけて269円28銭(1万9095円39銭)まで下押した。武田薬品工業<4502>(東1)などの大手薬品株は、トランプ氏が薬品業界に注文をつけたとされて全般に下落。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均などもそろって軟調。

 キユーピー<2809>(東1)乃村工藝社<9716>(東1)など、昨日発表の決算が好調だった銘柄が強く、ANAP<3189>(東1)は第1四半期決算が好感されてストップ高。アスカネット<2438>(東マ)は空中結像機器が米国の展示会でBMWの近未来車に使用と伝わり一時ストップ高。ベルグアース<1383>(JQS)はタイ王国の企業との提携などが好感されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は9億3560万株、売買代金は1兆498億円。1部上場2004銘柄のうち、値上がり銘柄数は390銘柄、値下がり銘柄数は1509銘柄となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る