トクヤマ、JSRの体外診断事業を取得し子会社化、「健康」分野強化へ

■2025年10月に完全子会社化、診断薬市場への本格展開へ

 トクヤマ<4043>(東証プライム)は4月22日、JSRの体外診断用医薬品事業および同材料事業を新設会社を通じて取得し、同社を完全子会社化する方針を発表した。対象事業は、トクヤマが推進する中期経営計画2025において「健康」分野の成長戦略における中核と位置付けられており、今回の取得により、体外診断領域における高収益ビジネスの早期構築を図る狙いがある。

 新会社「JSR-01株式会社」は、体外診断用医薬品事業および材料事業の一部を、JSRの既存子会社である医学生物学研究所およびJSRライフサイエンスから吸収分割により承継し、6月1日に設立される予定である。トクヤマはこの新会社の全株式を取得し、完全子会社化する見通し。これにより、トクヤマグループの既存技術と対象事業の製品開発力を融合させ、診断試薬の開発期間短縮やシナジー創出を目指す。

 また、トクヤマは子会社のエイアンドティーと連携し、日本・韓国・中国を対象に、製品の相互販売(クロスセル)を推進する方針である。取得価額は820億円で、競争法に関する手続き等を経て2025年10月1日の株式譲渡実行が予定されている。今後の業績への影響は精査中であり、詳細が判明次第、開示される見通しである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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