日産、新型「エルグランド」のデザインを初公開、静粛性と燃費を高めたハイブリッドシステムを採用

■1997年から続く「エルグランド」、第4世代へ刷新

 日産自動車<7201>(東証プライム)は、2025年4月22日に開催した「NISSAN START AGAIN 2025」にて、2026年度に発売を予定する新型「エルグランド」のデザインの一部を公開したと発表。初代モデルが1997年に登場して以来、「エルグランド」は広い室内と高級感を兼ね備えたプレミアムミニバンとして高い評価を得てきた。今回の4代目モデルには、日産の第3世代ハイブリッドシステム「e-POWER」が搭載され、発電専用の新開発1.5リッターエンジンと、モーターやインバーターを含む5つの部品を一体化した「5-in-1」モジュールを採用している。この新システムにより、車両の静粛性や燃費性能の大幅な向上が期待されている。

 新型「エルグランド」のスタイリングは従来同様に存在感があり、快適なシートと広い室内空間も引き続き重視されている。走行性能の高さも受け継がれており、プレミアムミニバンとしての地位をさらに強固にする狙いがある。車両の正式なお披露目は今年度後半を予定しており、市場投入は2026年度となる見込みである。

 日産の日本マーケティング&セールス担当・杉本 全執行職は、新型「エルグランド」を含めた4車種の発表を2026年度までに予定していることを明かし、「お客さまの声に耳を傾けながら、ドライビングプレジャーを届ける製品ラインアップの充実を進めていく」との方針を述べた。日産は今後も日本市場における存在感の強化を図る構えだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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