学びエイド、NOVAホールディングスと資本業務提携を締結、第三者割当増資で約5.8億円調達

■NOVAグループとの協業で販路拡大とコンテンツ開発を加速

 学びエイド<184A>(東証グロース)は5月30日、いなよしキャピタルパートナーズ(ICP)およびその子会社であるNOVAホールディングスと資本業務提携契約を締結したと発表。この提携の一環として、ICPを割当先とする第三者割当増資を実施し、普通株式113万8300株(発行価格507円)を発行、約5.8億円を調達する。これにより、ICPは学びエイドの発行済み株式の33.4%を保有し、筆頭株主となる。

 学びエイドは2025年4月期に営業損失299百万円を計上する見込みで、純資産額も192百万円と厳しい財務状況にある。提携先のNOVAホールディングスは英会話事業や学習塾運営を展開し、両社の協業により「販路拡大」「教育コンテンツの共同開発」「経営体制強化」のシナジーを見込む。調達資金はマーケティング(1.8億円)、コンテンツ開発(2.16億円)、運転資金(1.7億円)に充てられる。

 今回の第三者割当では、直近3ヶ月の平均株価に対し20%のプレミアムを付与。希薄化率は50.15%に及ぶが、特別委員会から必要性と相当性が認められた。NOVAグループとは人材交流や顧客基盤の相互活用を進め、2026年5月までに黒字転換を目指す。一方、従来の筆頭株主だった廣政愁一社長の持株比率は23.74%に低下する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る