ラクスル、メーリングジャパンを完全子会社化、DM発送機能を内製化、サービスの信頼性向上へ

■中期財務ポリシーに基づく戦略的買収

 ラクスル<4384>(東証プライム)は6月9日、メーリングジャパンの全株式を取得し、同社を完全子会社化する契約を締結したと発表。今回の株式取得は、2024年3月に公表した中期財務ポリシーに基づき、継続的なM&A戦略を通じた企業価値の向上を図る一環である。メーリングジャパンは日本郵便の代理店として、ゆうメールによるダイレクトメールの発送や、宛名印字・封入封緘業務を担う。ラクスルはこれを社内機能に取り込み、大規模顧客への提供価値をさらに高める考えである。

 メーリングジャパンの完全子会社化により、ラクスルは発送業務を含む一連のオペレーションを社内で完結させる体制を構築する。これにより、個人情報管理やガバナンス意識の高い企業に対しても、より広範かつ信頼性の高いサービスを提供できる体制が整う。ラクスルは「ラクスルエンタープライズ」を軸に大規模顧客向け事業を推進しており、今回のM&Aが顧客基盤と収益力の強化につながると判断した。

 対象となるメーリングジャパンは宮城県仙台市に本社を構える、資本金1,000万円の企業で、1999年に設立された。株式譲渡契約の締結は2025年6月9日、譲渡実行日は同年7月1日を予定している。同件による2025年7月期の連結業績への影響は軽微と見込まれているが、必要に応じて業績予想の修正や追加情報の開示を行うとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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