富士通、SMBC日興証券に生体認証導入、パスキーで不正アクセス対策強化

■FIDO2準拠のパスワードレス認証、2026年1月から運用開始

 富士通<6702>(東証プライム)は2月2日、三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東証プライム)傘下のSMBC日興証券の個人向けオンライン取引などのWebサービスに、不正アクセス対策としてパスキー認証(FIDO2規格準拠)を採用したオンライン生体認証サービスを導入したと発表した。同サービスは2026年1月30日から運用を開始している。生体認証やPINコードを用いるパスワードレス方式により、フィッシング詐欺などへの耐性を高めつつ、ログイン時の利便性向上を図る。

 同サービスは、富士通の事業モデル「Uvance」における認証基盤オファリング「Identity and Access Management」が提供するクラウド型のオンライン生体認証サービスである。SDKを用いることで短期間かつ柔軟な導入が可能で、SMBC日興証券は約5カ月での導入を実現した。公開鍵暗号方式に基づき、生体情報を端末外に出さない点も特徴だ。

 証券業界ではフィッシングや不正取引が社会問題化し、金融庁と日本証券業協会は2025年7月に多要素認証の必須化を求める指針案を公表している。富士通は同サービスを通じて、SMBC日興証券の取引環境の安全性向上と経営基盤強化を支援するとともに、今後は他の金融機関にも展開し、金融業界全体の安心・安全なデジタル取引環境の構築に貢献するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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