ウェザーニューズ、海上作業向け気象支援サービスを強化、港湾荷役や工事の判断を支える高解像度モデルを開発

■ピンポイント予測とPDF出力で現場管理を効率化

 ウェザーニューズ<4825>(東証プライム)は6月12日、法人向け気象情報サービス「ウェザーニュース for business」において、港湾荷役や海上工事の安全性と効率性向上を目的とした新機能の提供を開始した。独自に開発した100mメッシュの高解像度予測モデルにより、港周辺の風向・風速および潮流の変化を30分ごとに可視化できるようにし、作業判断の迅速化や事故の未然防止を支援する。

 同サービスでは、12時間先までの30分単位の風・潮流の予測に加え、7日先までの天気や波、気温、降水量などの1時間単位のピンポイント予報を提供する。作業現場ごとに最適な作業計画を立案できるよう、予測データはPDF形式で出力可能となっており、作業記録や報告書の作成にも対応する。また、熱中症や台風リスク、雷雨、河川水位なども網羅し、現場のリスク管理を多面的にサポートする。

 同社は、無人運航船の社会実装を目指す「MEGURI2040」にも参画しており、今後は「ウェザーニュース for business」の機能を強化し、無人運航における安全支援にも取り組む方針である。創業以来掲げてきた「船乗りの命を守る」という理念のもと、気象予測の高度化を通じた社会貢献を進めていく構えだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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