TOKYO BASE、韓国事業が黒字化しウィメンズ展開へ、ソウル出店3ヵ月で拡張

■2ヵ月で赤字解消、現地ファン創出とブランド価値強化に注力

 TOKYO BASE<3415>(東証プライム)は6月12日、韓国・ソウルにおける事業が黒字化を達成したことを受け、出店からわずか3ヵ月で売場を倍増し、初のウィメンズ事業を開始すると発表した。ソウルの高級エリア・狎鴎亭洞ドサン通りに展開中のセレクトショップ「STUDIOUS」は、これまで30坪のメンズ専門区画だったが、隣接区画の賃借により60坪へと拡張し、6月21日よりウィメンズ商品を取り扱う。

 同社は、現地法人の設立費用を含む累積赤字を2ヵ月で解消し、当初計画を前倒しするかたちで今回の増床に踏み切った。狎鴎亭洞は韓国国内でも有数のトレンド発信地であり、集客力が高いエリアとされる。同社は「TOKYOブランド」の世界観を浸透させることで、現地ファンの獲得とブランド価値の最大化を図る方針である。

 韓国市場においては、同社はドミナント戦略のもと複数出店を視野に入れており、短中期での売上目標は15億円とする。今後は一定規模の事業化と連結子会社化を通じて、グループ全体の成長を加速させる考えであり、グローバル展開を収益の柱とする体制強化を進めている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■開発者や投資家に加え、警鐘を鳴らす識者やアーティストも選出、多様な視点でAIの未来を問う  米T…
  2. 【効率化の先に広がる新しい働き方のルール】 ■広がり始めた「AI格差」  生成AIの利用が急速に…
  3. ■R35 GT-R最終生産、累計4万8000台が築いた伝説  日産自動車<7201>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  2. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  3. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  4. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  5. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  6. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る