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エーアイ、AI音声合成サービス「コエステーション」がバス車内放送システム完全オンライン化に向け採用
- 2025/6/13 08:18
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■川崎鶴見臨港バス全333両にて今月運用開始
エーアイ<4388>(東証グロース)は6月12日、同社のAI音声合成サービス「コエステーション」が、川崎鶴見臨港バスのバス車内放送システムの完全オンライン化に向けて採用され、同バス全333両での運用が今月から開始されたと発表した。開発にはクラリオンライフサイクルソリューションズ、ケイエムアドシステムが参画し、伊藤昌毅氏(日本バス情報協会代表理事)の技術指導のもと、利便性と柔軟性を追求した新システムが構築された。従来の手動更新方式から脱却し、リアルタイムかつ柔軟なアナウンス更新が可能となった。
今回のシステムでは、スタジオ収録による音声データ注入作業を不要とし、専用サーバーと車載機器がオンラインで接続されることで、GTFSデータなどを活用した情報更新も実現されている。音声については、ナレーターによる肉声からAI音声に切り替えられ、DNN音声合成エンジンにより自然で聞き取りやすい音声が提供される。2024年の実証実験を経て本格展開となり、今後は利用者向けのリアルタイム情報提供も予定されている。
さらに今回の取り組みでは、全国初となるWebによるバス車内放送広告の販売システムも導入された。従来の年間契約制から、放送期間・時間帯を自由に設定できる仕組みへ移行し、クライアントはWeb上で音声を作成・確認のうえ申し込める。この柔軟な広告運用により出稿数や広告収入の増加が期待されており、「コエステーション」による音声生成が販促面でも寄与している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)