アイデミーとストックマーク、生成AI時代におけるDX支援で協業を開始

■製造業を中心に、生成AI人材育成からシステム開発まで一気通貫で支援

 アイデミー<5577>(東証グロース)は17日、ストックマーク(東京都港区)と生成AI時代におけるDX人材の育成から、各企業の業務プロセスに最適化された生成AIシステムの開発まで一気通貫で支援し、企業がAIX(AI Trensformation)を実現するため協業をすると発表した。

 生成AI技術が急速に進化し、企業内にも普及する一方で、企業現場では“成果を生む力”の底上げが急務となっている。生成AIの導入や活用、実践においては、導入背景の共有不足、デジタル及びAIリテラシーの不足、導入以降の継続的な学習の場の不足、自社に生成AI技術を導入できる知見者の不足など、多くの停滞要因が存在しており学びと実務の橋渡しが課題となっている。

 今回の協業では、両社はそれぞれの強みを活かして人材育成と現場実装の壁を埋めることで、実務で成果をあげる生成AI活用・DXをより強固に推進していくことを目指す。アイデミーが培ってきたAI/DX人材育成に関する豊富なノウハウやコンテンツ、生成AI活用の伴走型支援と、ストックマークが提供するナレッジ活用プラットフォーム「Anews」や、RAG実用化サービス「SAT(Stockmark A Technology)」といった生成AIツールの実践的な活用環境を組み合わせることで、生成AIツール導入におけるマインド醸成~スキル育成~業務実装~モニタリングまでを一気通貫で支援する。

■協業による支援内容
 生成AIツール導入におけるマインド醸成からモニタリングまで、一気通貫の支援体制を構築。

1. リテラシーの底上げ/マインド醸成
・経営層から現場までを対象に、生成AIの活用やDXによる生産性、付加価値向上の意義・必要性を共通認識化する「危機感醸成セミナー」を提供。
・AI/DX人材育成e-learning「Aidemy Business」の260種以上のAI/DXコンテンツで、目的やレベルに合わせて基礎から効率的に学習。
・「Anews」を通じて最新の外部環境の変化を素早く捉える仕組みや生成AI時代に必要な情報感度を高めるノウハウを提供。

2. 座学から実務への橋渡し
・AI/DX実践型研修「Aidemy Practice」を通じて、実際の業務シナリオをもとに、生成AIを“使いこなす”スキルを演習形式で習得。
・実践的なビジネススキルやツール活用のコツなど、業務・顧客・社会課題の解決に役立つ幅広いスキル習得をサポート。

3. 実務実装/AIツールの業務適用
・AIシステム開発「Aidemy Solutions」で、個社の課題に応じた最適な生AII活用やDXプロジェクトを共に推進。同時に社内AIキーパーソンを育成。
・「SAT」によるデータ構造化で、生成AIやRAGの精度を向上し、自社独自の生成AI活用基盤構築をサポート。
・DX推進力の可視化アセスメント「DPAS(Digital Professional Assessment Service)」を通じて、DX推進能力を「スキル」と「マインド・スタンス」の2軸で定量評価し、可視化された弱点に対して学習から実践のサイクルを最適化。

 この協業プログラムは、2025年7月より提供を開始し、順次提供対象の業界を拡大することで生成AI人材の育成と企業のDX推進を支援するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る