F&LCなど3社がサステナブルな漁業実証開始、ブリ養殖に新技術、生産性と環境に対応

■ヤンマー開発の給餌システム、尾鷲物産の現場で実装

 FOOD & LIFE COMPANIES(F&LC)<3563>(東証プライム)は6月18日、尾鷲物産、ヤンマーホールディングスと共同で、ブリ養殖における遠隔自動給餌システムの実証試験を開始したと発表した。試験は三重県尾鷲市の尾鷲養殖場で実施され、約1万4000尾を対象に2026年1月まで行われる予定である。F&LCは品質評価、尾鷲物産は養殖と技術支援、ヤンマーはシステム開発と運用を担当する。新技術は海水と餌の混合による低コスト給餌を可能とし、遠隔操作と複数生簀への同時給餌も実現する。

 養殖業は天然資源に頼らない水産供給手段として注目される一方、労働力不足や気候変動、餌料費の高騰などが課題となっている。今回導入されたシステムは、水中カメラと画像認識による魚の計測、給餌量の最適化を図る設計となっており、人手の削減と効率向上を両立する。F&LCは養殖魚を自社基準で評価後、2026年中にスシロー店舗で販売する計画を明らかにした。

 3社は、水産物の持続的調達、安定供給、資源保護の実現に向けて技術と知見を結集させる。F&LCは安定調達の基盤構築を、尾鷲物産は地域に根差した品質管理体制を、ヤンマーは次世代海洋ソリューションの提供を推進。今回の連携により、養殖現場から消費者までを結ぶ持続可能な水産モデルの構築が期待されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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